「私の看護観」レポートの書き方・例文

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
みんなの看護観

看護学生の方や、看護師として就職・転職活動をされている方は、「あなたの看護観について述べなさい」という内容を面接で質問されたり、レポートとして書かなければならなかったりなど、自身の看護観について他人に伝える機会が多くあります。ところが、まだ就業経験のない看護学生の方や、普段あまり意識せずに看護のお仕事をしている方にとっては、なかなか考えがまとめられず、難しい課題に感じることもあるかもしれません。

難しい課題であったとしても、これをクリアしなければ学校を卒業できなかったり、お仕事を見つけることができなかったりなど、困ったことになってしまいます。また、仮に何とか看護師として働き始めることができたとしても、自身の看護観がしっかりと定まっていない状態では、漠然と日々の業務に取り組むだけになり、将来のキャリアプラン設計もおぼつかず、看護師という職業にやりがいを感じることはできないでしょう。さらに、確固たる軸のなくふらふらと看護をしているのはきっと患者さんにも伝わり、信頼も得られにくくなってしまうことでしょう。

そこで今回は、「みんなの看護観」から、他の看護師さんの書いてくださった看護観レポートを参考にしつつ、「私の看護観」をどのようにまとめていけばよいのかを紹介していきます。

そもそも「看護観」とは

fotolia_55908890_subscription_monthly_m

自身の看護観について考える前に、まずはそもそも「看護観」とはどのようなものであるかについて考えてみましょう。

看護のお仕事にどのように向き合いたいか

「看護観」とは、あなたが看護というお仕事にどのように向き合っていきたいと考えているか、ということです。

看護というお仕事は一般企業でのお仕事と比較すると、人と人とがふれあう、コミュニケーションの量が非常に多いのが特徴です。IT社会などと呼ばれ、コンピューターや機械を相手にする仕事が増えていく時代の中でも、看護というお仕事の相手は人のままです。このような「機械的」とは対極にあるようなお仕事であるからこそ、看護師一人一人の心がけ、考え方によって仕事のやり方は変わるものです。対人間とのコミュニケーションをどのように考えているか、といったことがあなたの看護観といえるでしょう。

「正解」はない

看護観というのは看護師それぞれの考え方によりますので、一人ひとり違った内容になるのは当然です。したがって、「正解」「不正解」などといったものはなく、思ったままに書いていけばよいのです。ただし、あまりにも常識からかけ離れたような「不適切」なものは当然ありますので、そのような内容にはならないように気を付けましょう。

「私の看護観」を書いてみよう

それでは、早速「看護観」を書いてみましょう。冒頭でも書いた通り、レポートだけでなく、面接の場でも「看護観」を問われる機会もあるかもしれませんが、どちらの場合でも自身の考えを文章にまとめておくのはよいことですので、ぜひやってみてください。

なぜ看護師を志したんだっけ・・・?

さあ、早速書いてみましょう、と言われてもなかなか書きにくいかもしれませんね。そのような場合には、「自分はなぜ看護師を志したのか」「看護師になろうと思ったきっかけは何か」を思い出してみましょう。

おそらくほとんどの方は、何か理由やきっかけがあり、看護という道を進むことを決めたのだと思います。そのように自身の心の奥底にある出来事というのは、今後のキャリアにも大いに影響を与えうるので、よく胸に手を当てて記憶をたどってみましょう。

理由やきっかけといっても、そんなに大それたものである必要はありません。例えば、「子供の時に入院した時の看護師さんみたいになりたかった」「家族が入院した時に接した看護師さんが素敵だった」「人のお世話をするのが好きだ」などのようなことでも十分です。単に、「他にやりたいことがないから」「給料がよさそうだから」といった方もいるかもしれませんが、それでも数多くある職業の中から看護師を選んだ理由がきっとあるはずです。

もう少し具体的には・・・?

看護師を志したきっかけ、選んだ理由を思い出したら、紙にまとめていきましょう。その時には、できるだけ具体性のある書き方をするのがコツです。

例えば、「子供の時に入院した時の看護師さんみたいになりたかった」という方であれば、

・その看護師さんはどのような人だったか

・その看護師さんのどのような部分にあこがれたのか

・その看護師さんにはどのような看護をしてもらったか

・その看護師さんとはどのような会話をしたか

・その看護師さんと接してどのように感じたか

のように、細かいところもよく思い出して、なぜそれがきっかけとなっているのかを深堀していきましょう。深堀をしていく中で、あなた自身の本当の気持ち、理想が見えてくるのではないでしょうか。そして、そこで見えてきた理想像こそが、あなたの看護観と呼べるものと言えるでしょう。

何に喜びを感じたか

もしもあなたが看護学生ではなく、すでに看護師としての勤務経験がある場合には、また別のアプローチもあります。それは、これまで看護のお仕事に携わってきた経験の中でどのような場面において喜びを感じたかを思い出す方法です。

「患者さんにありがとうと言われたとき」「担当している患者さんが元気に退院していったとき」「あまりしゃべらない患者さんが自分に心を開いてくれたとき」など、これまでのお仕事の中で体験したうれしかった出来事を思い出してみましょう。

思い出した後は、それがなぜうれしかったのかを具体的に紙に書いていき、深堀をしていきます。じっくり考えていくと、きっとあなた自身の喜びポイントが見えてくるはずですので、そのあたりをレポートにまとめていくとよいでしょう。

何が嫌だったか、何に衝撃を受けたか

また、うれしかった出来事とは反対に、辛かった出来事を思い出すことで自身の看護観を考える助けになる場合もあります。

例えば、「患者さんとのコミュニケーションに失敗してしまった」「懸命に看護したものの、患者さんが亡くなってしまった」などの出来事から、同じようなことを繰り返さない方法や、気持ちを切り替える方法を学ぶことがあるでしょう。それらは実際にその場にいたあなたしか感じることのできない気持ちであり、辛かった出来事ではあるものの、自身がよりよい看護師さんとして成長していくための糧になることでしょう。

気持ちの揺れ動きをまとめよう

ここまで、

・看護師を志したきっかけ

・うれしかった出来事

・辛かった出来事

をヒントに自身の看護観を考える方法を紹介しましたが、これらに共通しているのは、「自分がいつ・どのようなときに心が揺れ動いたか」を考えてまとめているところにあります。自身の感情に波を立てた出来事こそが今後の看護のお仕事への向き合い方を考えるために重要なポイントと言えるでしょう。


「みんなの看護観」は、看護師の皆さんの看護観をまとめたカテゴリーで、多くの先輩看護師さんの看護観を読むことができます。キャリアに迷ってしまった方や、今後の看護のお仕事への向き合い方を考えたい方にお勧めです!

みんなの看護観2


この記事と似た記事:

当サイトオリジナル、看護師・看護学生専用LINEスタンプ販売中! ナースのみなさまの日常会話で利用できる、専門的な医療用語をちりばめたスタンプです。かわいい、癒し系のデザインで、送った相手にも喜ばれること間違いなし! 詳細はこちらからご覧ください!
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク