看護師の看護以外への転職について

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成功の鍵

ライター:吉田ひな

あなたが子どもの頃やりたかったことは?

子どもの頃、将来何になりたかったでしょうか。

ケーキ屋さん、お花屋さん、歌手、漫画家、お嫁さん…。

いつの間にか夢は遠くなり、目の前のことに精一杯な毎日を送っていることと思います。

看護師は多くの人に求められる素晴らしい仕事。やりがいがある業務、職能団体としても磐石です。

だけど、あなたがこのページに目を留めたのは、どこか諦めきれない夢があったり、今の仕事を続けることに疑問を感じているからではないでしょうか。

あなたがもし、他の仕事に興味があるけど

・何ができるか分からない

・やってみたいけど食べていけるの?

  • 看護以外に転職した人の話を聞いたことがない
  • 別な仕事をしてみたいけど、看護に戻ってこれられなくなるのも不安

という人なら、少し話を聞いていただけますか?

ここで紹介する看護師の看護以外への転職例

今回、看護以外の仕事として以下をご紹介します。全て私の実体験や身近な知人の例です。

お時間のない方は、ご興味のあるものからご覧いただいて結構です。また、後半は、失敗しない独立のコツや、看護へカムバックするステップについても書いていますので、よろしければご覧ください。

  1. 個人秘書
  2. 整体師、鍼灸師などのボディワーカー
  3. Webライター
  4. 医療コンシェルジュ
  5. カフェ開業
  6. 治験コーディネーター(CRC)
  7. 保健師
  8. 助産師
  9. 看護専門学校の専任教員
  10. その他(ヨガインストラクター、農家、ダンサー、DJ、画家、エステサロン経営)

ところで、あなたは誰かを看取ったことがありますか?

その時、どんなことを感じましたか?

この質問をした理由は、あなたと最初に分かち合いたいことがあるからです。

それは、あなたも私も「いつか必ず死ぬ」という事実。そして、できれば思い残すことなく旅立って欲しいという願いです。

看護師の転職話は、ネットで検索すればいくらでも情報があります。この記事より詳しいものもあるので、ぜひお読みになってください。

私が最も伝えたいのは、よい待遇や労働環境を求めるだけではなく、後悔しない生き方を選んでほしいということ。

そんな思いに動かされ、この記事を書いています。

私自身、看取りを通じて「思い残すことなく死にたい」と強く思うようになりました。結果、看護師以外の職業を経験することになりました。

まずは、そんな私の経緯をお話ししますね。

会わないでは死ねないー女性作家に送った一通の手紙

当時、私は内科病棟の5年目ナース。

患者様との関わりで行き詰まり、心が折れそうになっていました。そんな時に、書店で何気なく手に取った女性作家の本。

20代の女性が、仕事に恋に翻弄されつつ、一皮も二皮もむけて大人の女性になって行く小説でした。

主人公に、自分を投影していたのかもしれません。読後、心が明るくなったのが嬉しくて、巻末の住所宛にお礼の手紙を書きました。

すると、数日後ポストに手紙が。差出人はなんと作家本人でした。看護の話を聞いてみたいので事務所に遊びに来ませんか、というお誘いでした。

新しいドアが開くのを感じ、すぐに会いに行きました。

今思うと警戒心ゼロで危なっかしくもありますが、それだけ行き詰まりを感じていたんですね…。

そして、これがきっかけとなり、私はその作家の個人秘書となりました。

私を突き動かしたのは、「この人に会わないでは死ねない」という思いだけでした。

大げさに聞こえるかもしれませんが、患者様の死にゆく姿を目の当たりにしている人なら、多かれ少なかれそう感じるのではないでしょうか。

こうして未経験の秘書、編集の仕事を10年間することに。

給料は半分になりました。でも、かけがえのない人脈、経験という財産ができたと思います。

看護以外の仕事をした経験から言えることは「看護師だからこそ看護以外の道も開ける」ということ。次にその理由をお話しします。

看護師だからこそ、別な道も開ける理由

看護の仕事はベッドサイドだけではありませんよね。

事務、コーディネーター、組織運営、研究等、さまざまな要素を持ち、状況変化を予測しながら心身・頭脳をバランス良く使います。

私が未経験の「個人秘書」をそれなりにこなせたのは、

  • ケアの精神と作法
  • 調整力
  • 忍耐力
  • 論理的思考法

を「バランス良く」鍛えられたからだと思います。

1つ1つは荒削りでも、総合するとそれなりに武器になるものです。

また、人に対し物怖じしなくなったというのも大きかったです。

どんなに有名な方、社会的地位の高い方にお会いしても、「人は裸で生まれ、死んでいく」という当たり前の事実が、お相手の中に透けて見えるようになりました。

もしかしたら、あなたもそうではありませんか?

そのよい意味での図太さは、他のどんな仕事をする際にも大きな武器となります。ぜひ自信を持ってください。

それでは、いよいよ本題です。

 

 

全て実例!看護師の看護以外の転職先

ここからは、私の身近で実際にある転職例を紹介します。

看護師の上位資格、医療関係から、整体の他、全く別の業界もあります。あなたが興味ある職業はあるでしょうか。

個人秘書

私の体験です。こんな例もあるということで紹介しますね。

個人秘書は、上司の仕事と日常全般をサポートするので、就くボスによって業務は異なります。

トイレットペーパーの選び方、野菜の切り方まで細かく指示されました。トイレが詰まったと緊急電話があり、夕飯の途中でラバーカップを買いに走ったことも。

その他、

  • 出張の下準備
  • 新幹線や飛行機、宿泊先の予約手配
  • 出版のアシスタント
  • ゴーストライティング
  • イベントの企画運営

その他、書ききれないほどの業務をしました。

仕事ができる・できないより、上司との相性が最も大事。私の前任者は優秀な人材ばかりでしたが、「3年もったら続いたほう」だったそうです。

注意すべき点は「口約束」。

他の仕事でも言えることですが、契約内容は明確にしておくことが大切です。

個人同士だと、ビジネスの話をしづらい雰囲気があったり、どんな契約をすればよいのか知らない場合もあります。

「口約束はトラブルのもと」。

 

ぜひ覚えておいてください。

 

給料体系、勤務時間、昇給、有給、休暇、労災、社会保険、雇用保険など、1つ1つ取り決め文書にしておきましょう。

私にとって10年間、個人秘書として打ち込めたことは大きな財産です。正直いうと、お金にはなりませんでした。

でも、この経験があったお陰で、日勤のみ・高収入の「医療コンシェルジュ」に就くことができました。

整体師、鍼灸師などのボディワーカー

ひどい腰痛持ちだった後輩は、夜勤明けにいきつけのボディワーカーさんのお世話になっていました。

そのうち、鍼灸に興味がでたと、専門学校に入って資格取得。今は某サロンで鍼灸師として活躍しています。

学校によっては、看護師の資格があると学費が一部免除されたり、解剖学や生理学などの知識を活かせるなど有利な点も。

卒業後は、ボディワーカーとしての腕を磨き続けるのはもちろん、サロン経営のセンス、経理などの実務能力も問われます。

資格取得してすぐ独立するよりも、サロンなどに勤務して腕を磨き、経営を学ぶことから始めるのが現実的です。

ボディワーカーでは生活が苦しく、看護師にカムバックした人もいますが、知人曰く、給料は看護師時代の方がよかったけれど、やりたいことができる喜びには代え難いとのこと。

 

Webライター

ここで紹介している他のどの仕事より、なるのは簡単です。

初期投資もほとんどいらず、パソコンとネット環境さえあれば始められます。副業の人も本業の人もいます。

依頼者とのマッチングや取引は、オンラインで完結するサービスを使うのがオススメ。

クラウドソーシング業界大手のランサーズ初め、クラウドワークスが有名です。登録料は無料で、報酬から手数料が引かれるシステム。無資格でも書ける案件の他、単価の高い看護師向けの依頼もコンスタントに出ています。

最初は、働きながら簡単な案件にトライされるとよいでしょう(あなたの現在の勤め先が、副業禁止でなければですが。事前に就業規則を確認しておいてくださいね)。

webライターの中で看護師ライターは少数。文章を書くのが得意な人、期限を守れる人はチャレンジされるとよいと思います。

記事分量は、1記事300~10,000字と幅があります。これは、クライアントの媒体によって様々。

気になる報酬は、ライティング実績やクライアントの予算等によって変わります。

医療系の案件だと、1文字あたりの単価は1.5円~5円とやや高め。内容によっては値段交渉する場合もあります。

専門的な記事になると、不用意なことは当然書けません。信頼できるデータを入手したり、専門機関に問い合わせてウラもとるなど手間もかかります。

最初は気後れしますが、それに見合う報酬を求めるのは大切です。駆け出しライターであっても専門職ですから。

安い金額の中で書こうとすると、記事の質の低下、ライターの価値が下がりますので、プライシングの感覚も磨いていく必要があります。

最初の1ヶ月くらいは、時給換算で300円だったりしますが、慣れてくると時給1000~2000円はコンスタントに稼げるようになります。

収入が発生すれば、確定申告も行います。最近は無料の会計サービスで比較的簡単に準備できるようになりました。webライティングだけなら、経理も簡素なので難しくはありません。

医療コンシェルジュ

なんだかオシャレな響きですよね。

医療コンシェルジュは、医療機関に属し、患者様のエージェントとして、医療との間を円滑にする役割を担います。

医療系資格は基本的に不要。院内接遇に高い意識とスキル、ビジョンと情熱を持つ人が求められます。

看護師の資格を持つコンシェルジュの場合、患者様へのサポートは、より踏み込んだものとなります。

私が医療コンシェルジュになったのは、院内にコンシェルジュをおく病院に就職したのがキッカケでした。

最初は看護師として勤務していたのですが、秘書の経験を買われて、医療コンシェルジュとして検診部門に異動したのです。

医療資格を持たない医療コンシェルジュは、検診のエスコート、円滑な検査のため他部署と綿密な連携を図り、ゲスト(患者様)の不安や待ち時間などの苦痛を取り除く役割を担っていました。

看護師資格を持つ医療コンシェルジュは、検診後のフォローアップ、異常があった際の受診の予約手配、医師との面談に同席、健康不安に対する傾聴と解決策の提案などをしていました。

異常値があった場合、

  • 複数の診療科を横断的に見てどの科から受診手配をするか
  • どの病院のどの先生を紹介すればよいか

これを、ゲストのライフスタイルまで考慮してコーディネートします。

また、検診結果に印刷ミスないか、発送前に全て目を通し、修正指示を出すことも。

資格として特に定めがないものの、看護師の臨床経験がないと、医療コンシェルジュとしてゲストをフォローアップするのは困難です。

最低でも病棟でリーダー業務をこなせるくらいの経験がほしいところ。

待遇はよかったです。これは職種ではなく勤め先の方針ですが、残業や給与面は病棟時代よりグッとよくなりました。残業はほとんどなし。有給消化率100%でした。

月収は、経験を加味されての個別設定で、私の場合は臨床経験8年で手取り37万円程。ここにはクレーム対応の手当てが含まれています。

検診だけでなく、紹介先で起こったことへのクレームも医療コンシェルジュに集まります。対応に慣れていないと辛くなることも。

ゲストからストレスなく受診できたと言われた時や、早期発見・早期治療ができたと喜んでいただけた時など、やりがいを感じました。

紹介先の医療機関をリサーチするうちに、全国の病院での先進的な様々な取り組みも知ることができました。

医療コンシェルジュの仕事ならではだと思います。

カフェ開業

看護師時代から、お菓子やちょっとしたおつまみなどを作って差し入れしてくれていた友人。

趣味が高じて、飲食店の店長をしていたご主人様とカフェ開業のための学校に通い、1年の準備期間を経て念願のお店をオープンしました。

現在、郊外で小さなカフェを経営しています。夢のいっぱい詰まった素敵な空間で、ファンが増えつつあります。

看護師時代に鍛えられた観察力、こまやかな気配り、実務能力は大いに役立っているようです。

カフェ経営の裏側は、決して楽なものではありません。でも、それ以上にかけがえのない経験をしていると話していました。

治験コーディネーター(CRC)

お世話になった主任が、突然転職したのが「治験コーディネーター(通称CRC)」でした。

転職後、駅でばったりお会いしました。ユニフォーム姿しか見なかった主任のスーツ姿は、素直にカッコよかったです。ちょっと憧れますよね。OL姿。

医薬品などの安全性、有効性、運用などについて、法律上承認を得るために行われる「療の臨床試」=治験。CRCはこれに関する、様々な業務を行います。

現場では専門知識があると有利。そのため、医療従事者が担うことが多い仕事です。

病院に非正規雇用されるケースもありますが稀。ほとんどが、SMO(Site Management Organization:治験施設支援機関)と呼ばれる企業に属し、医療機関に派遣されています。

業務は「コーディネーター」という名の通り、被験者・医師・製薬会社を取り持つ調整役。

書類作成やデータ入力などのデスクワーク、医療機関回り、製薬会社主催のカンファレンスが業務の3本柱です。

また、症例数を稼ぐ営業マン的な要素も求められます。事務仕事や調整ごとがかなり増えますので、苦手な人は要検討です。

ただ、対象者の不安を和らげたり診察に同席する、担当医との連携などのケア的な部分は、看護師時代の経験が活きます。

CRCへの転職の方法は、転職エージェントを利用するのが一般的かつオススメ。

  • 客観的な目で「向き不向き」をフィードバックしてくれる
  • 業界・企業の内部情報も聞ける
  • 質の良い非公開求人を持っている

このような転職成功には欠かせないメリットがあります。

保健師

看護師の友人の中には、保健師への転職組もいます。

転職の動機はだいたい次の2パターン。

  • 病棟勤務で予防の重要性を痛感
  • 変則勤務が辛かった

勤め先は、企業、行政機関、学校などバリエーションに富んでいます。

健康維持・向上のための啓蒙、病気やケガの予防・早期発見の指導、健康診断のサポートや健診後のフォローアップ、健康相談などを行います。

日勤の仕事で体力的には楽になります。待遇も悪くありません。ただ、保健師の資格を持っていない場合はハードルが高いです。

その理由は、

  • 保健師養成学校に入学
  • 国家試験受験資格を手に入れる
  • 国家試験に合格する

この3つの壁があるからです。

さらに、資格を得たとしても、離職率が低いため求人が少ないことも保健師への転職を難しくしています。

転職方法は、地方自治体などの場合は、各自治体に問い合わせ、募集要項を確認しましょう。

人気の産業保健師や健診センター、学校保健師は、実績のあるエージェントでも紹介が難しいようです。

産業保健師になった知人は、超有名な企業に勤めていますが、求人があったわけではなく人づてに打診があったと言っていました。

狭き門ではありますが、目的意識が明確なら、挑戦しがいのある仕事です。チャンスが来たら逃さないでくださいね!

助産師

助産師は、保健師同様、看護師からの転職はハードルが高い仕事。

看護師の資格取得後、助産師の教育機関で学び、国家試験を受験・合格しなければなりません。

とはいえ、助産師の裁量で母子と関われる範囲は広く深く、目的意識や動機が明確な人には是非トライしていただきたい仕事です。

助産師の仕事は、その名の通り分娩を助けるのはもちろんのこと、妊産婦と新生児のサポート、ケア、指導も含みます。勤務先は、病院、助産院、産後ケアセンター、保健センターなど様々。

高度な専門知識と経験、感性、倫理観、コミュニケーション能力が求められます。

将来的に、開業助産師として自分の助産院をもつことも可能。お給料も、看護師より良いです。

転職方法は、転職エージェントもよいのですが、直接エントリーもオススメです。

というのも、妊産婦のサポートは、医療者の考え方が比較的色濃く反映される分野のため。

ご自身の理念や思いを実現できる施設があるなら、直接応募するのがスムーズなこともあるんです。

転職にはスピードやタイミングも大事ですからね。

看護専門学校の専任教員

各都道府県が実施している看護教員養成講習(名前はそれぞれ微妙に違う)を受講すると認定がもらえます。

養成講習の応募要件は、都道府県によって違いはありますが、臨床経験5年が最低ライン。

元同僚2人が、看護専門学校の非常勤講師、外部講師をしているのでインタビューしてみました。

彼女たちは、看護専門学校に採用されてから講習に参加していました。

その他、病院附属の専門学校卒業生、病院で教員に向いている人材に声がかかって、というケースも。

教員の公募は少なく、同窓会などで声がかかったり、推薦、紹介がほとんどだそうです。

給料は就職先によってまちまち。友人たちも、あまり大きな声ではいいません。

苦労するのは、学生本人が気付くまで待つのがもどかしい点。気長に成長を見守る忍耐力が求められます。

また、持ち帰りの仕事が多いので、ON/OFFの切り替えがなかなかできないというお悩みも。

といいつつも、友人は10年勤務しています。

「未来ある学生と接するのはやりがいがある」

「学生を通して一から看護を学べるのはありがたい」

と言っていました。共感する人はお住いの都道府県と「看護教員養成」のキーワードで検索してみてください。

白衣の女性

その他

ヨガインストラクター、農家、ダンサー、DJ、画家、エステサロン経営をしている看護師たちもいます。

本人たちはやりたいことを仕事にできてイキイキしていますが、実情はその仕事だけでは生活は苦しく、看護師のパートや単発のアルバイトも時々しています。社会保障も病院勤務の安心感には及びません。

このように、看護師としてキャリアアップするよりも、やりたいことに挑戦し、自分で時間をコントロールできる働き方を選ぶというのも1つの生き方。

看護師の資格があるからこそ、思い切ってチャレンジできるという強みは確かにありますよね。

そんなリスクを負いたくないから看護師を続ける、というのもよし。

やりたいことをやってみたいからこそ、看護師の資格を切り札として使うのもよし。

あなたが納得できる道を、自らの意志で選んでいただけたらと思います。

ただ、転ばぬ先の杖も欲しいですよね。

そこで、看護以外の仕事への転職にあたっての注意点をお話します。

看護以外の仕事への転職にあたっての注意点

 

飛び込む前にリサーチを

看護系以外の業種は退職前にトライアル

どんなにやりたい仕事でも、いきなり転職するのはやんちゃすぎます。特に、自営をしたいと思っている人は要注意。

第一に、その仕事についてリサーチすること。

意外とこれが甘い人が多いんです。資格取得を謳うスクール案内やアフィリエイト記事しか見ていなかったり…。

ネット情報だけでなく、実際に働いている人にヒアリングしたり、職場を見学すること。生の雰囲気を肌で感じてみると、文字や写真では分からないことが見えてきます。

プラス、転職エージェントに相談し、第三者から見て、その転職があなたにとって無理がないかフィードバックしてもらうこと。

また、ボディワークやカフェ、エステなどは、看護師を辞める前にトライアルしてみましょう。友人・知人に無料であなたのサービスを提供するんです。

口コミで広がったり、お金を払うから今度もお願いしたい、と発展してくるようだったら可能性はあります。

また、実際に自営業をしている人には当たり前のことなのですが、病院勤めをしていると盲点になりやすいのが、マーケティング、集客、リピーターを育てる視点。

これを軽く考えて飛び込むと、多額の借金を背負いかねません。ゼロどころか、マイナスになるのは避けたいですよね。

そのため、まずは自営で成功している人のところで働かせてもらい、経営の仕方を学ぶのをお勧めします。

病院以外の転職、特に自営業を考えている人への注意点をまとめると

  • その仕事の現場の声をリサーチ
  • 転職エージェントにフィードバックをもらう
  • 看護師を辞める前にトライアル
  • 成功している人のもとで働きながら経営の仕方を学ぶ

これは、実際に失敗した人達からの貴重な教訓です。

立つ鳥後を濁さず!応援される転職への3ステップ

リサーチを経て転職の意思が固まったら、退職の準備です。

職場から応援された方が転職後のモチベーション維持にも良く、人脈をキープすることにもなります。

よほど人間関係に問題がある人でなければ、次の3ステップを参考にしてください。

Step1.まず師長に報告

上司を立てることは常にお忘れなく!自分の思いとは別なところで上司の耳に入ると、心証を害します。

師長のキャラクターにもよりますが、まず師長に報告、が原則です。同僚に先に伝えているのなら口止めを。

転職の意思は固いこと、お世話になった感謝、転職までは責任を持って業務にあたることを伝えます。

人員調整をしなければなりませんので、就業規則を確認した上で、できるだけ早めに伝えた方が親切です。

Step2.辞めるからと手を抜かない

転職が決まると、気が抜けてしまうんでしょうか。仕事のツメが甘くなる人がいます。

周りには迷惑なので、最後までキッチリ勤め上げるよう気持ちを引き締めましょう。

最後までやり遂げることで、周りからも応援されやすくなります。

 

Step3.全員にお礼カードと粗品を配る

病棟はもちろん、他部署でもお世話になった人には直接ご挨拶を。カードと粗品を添えると丁寧です。

粗品といっても、数があれば金額もかかります。でも、そこは人脈への投資と捉えましょう。

人脈こそ宝。

こうした気遣いが、巡り巡って転職後に活きてくることがあるんです。

看護以外への転職だからこそ、看護の仕事で得た人脈は本当に貴重。

できるだけ繋がりを大事にしてください。

ただ、希望をもって転職しても、挫折したり看護が恋しくなることもあるのでは…。

そんなあなたも、次にお話しするブランクをサポートするシステムや、リハビリ的に勤務する方法があることを知っていると安心です。

 

それでも看護は待っている

手厚い復職へのバックアップ

看護師の復職バックアップは、各都道府県のナースセンターで行なわれていることをご存知ですか?

私も復職する際、復職支援研修を受けました。最新の感染管理や薬剤の知識、看護の現場のトレンドなど、講義と実習を受講できるんです。採血もシミュレーターで何度も練習しました。

再就職の求人紹介は、ハローワーク、ナースバンク事業、民間の転職エージェントなどの職業紹介機関を使うのが一般的。

私は民間の転職エージェントを利用しました。希望にあう求人の提案、履歴書作成の相談や面談対策がある、待遇面の交渉もしてくれるなど、すべてのサービスが質が高くスピーディでした。

あなたが看護以外の仕事に転職し、復職することになっても、看護業界はいつでもウェルカムということは是非知っていていただきたいです。

実はこれ、看護協会の人に「お友達にも是非伝えて欲しい」言われました。

看護に戻るときは、転職したからこそ看護観が広がり深まると、前向きに捉え胸を張っていきましょう!

「ならし看護」で助走を期間を設けよう

いきなり常勤になることが不安であれば、単発のアルバイトから始めてみてください。

業務内容は、採血や計測業務、訪問診療や訪問入浴時のバイタルチェックなど色々あります。

3~5時間のアルバイトでも、まとまった額は貰えますし、医療機関の楽屋を覗けるのはよいウォーミングアップになります。

採用側も、アルバイトでも看護業務をこなしていると、多少安心するようですしね。

常勤になってからは、現場に馴染むまで3ヶ月くらいは四苦八苦です。でも、それも長くは続きません。

 

まとめ:あなた自身が後悔しない人生を

看護も、看護以外の仕事も人生経験

転職で外の世界を見ることは、人として、看護師として幅を広げてくれます。

今回ヒアリングした元看護師たちも言っていましたし、私もそう思います。

転職してやりたいことを生業にできたら最高です。でも、その上で看護に戻るのもいいものですよ。

看護は患者様に全人的に関わる仕事です。転職は、それがどんな経験であろうと人生経験。あなたの看護に深みを持たせてくれるはずなんです。

転職にあたって、このことを頭の片隅に置いていただければと思います。

そして、一番大切なこと。

あなたが思い残すことなく、後悔のない人生を歩めますように。

心からお祈りしています。

 


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